【MHWIB】往年のガイラ麻痺を求めて皇金の剣斧・麻痺Lv5で何とかしてみようとする話

無印で鑑定武器スラアクといえば、まずガイラ麻痺でした。属性を解放すれば火力と拘束力を兼ね備え、無属性強化をすればトップ争いできるレベルの火力を発揮する強武器で、恐らく一番使われたスラアクだったと思います。

そしてアイスボーンになってしばらくしてから鑑定武器が強化できるようになりましたが、残念ながら物理の攻撃性能は覚醒武器には及ばす、ほぼ属性武器としての活用されています。

強化されたガイラ麻痺の具体的なスペックですが


  • 素の数値ならスラアク中トップの攻撃力
  • 順当に強化された属性値570
  • 変わらない会心率0%、強撃ビン、スロット③、防御力アップ
  • すべてを台無しにする最大で青の斬れ味
  • 一応青の斬れ味は長い

とにかく白すらない斬れ味が悪い意味で目につきます。攻撃力自体はスラアクでトップなのですが、ダメージの期待値としては覚醒能力なしの覚醒武器より少し高い程度しかありません。

またガイラ麻痺のマイナーチェンジ扱いだった皇金麻痺の強化版のスペックは

ガイラ麻痺との関係は無印から変わっていません。ただし弱点特効に関係なく会心率を上げる手段が増えた現環境では会心撃【特殊】の効果が活かしやすくなっており、属性値の差はカバーしやすくなったと言えます。

どちらにせよ長いものの青しかない斬れ味が難点になっています。

このどちらかを無印のガイラ麻痺のように何とか使えないか…と考えてみました。

まず、斬れ味の維持は既に長い青ゲージがあるため度外視します。達人芸は切り捨てて、その分不足している火力を補う構成にします。
現環境で有力かつスロットも優秀なEXブラキウムによる挑戦者Lv7を採用。これで2部位が埋まりました。
残りの3部位は会心率・属性値のアップに加えて、逆恨みによる攻撃力アップを狙えるEX龍紋を採用。

弱点特効、超会心、体力増強、強化持続は最大Lvを前提とし、残った枠で会心率100%と可能な限りの火力アップを図ります。
会心率100%の内訳は弱点特効は+30%と見なし、挑戦者Lv7 + 龍脈覚醒による+40%を加算して残った30%をスキルやカスタム強化などで達成することにします。

パーツ強化はコスパに優れる状態異常値強化を選びました。最後の強化のみ状態異常値強化はないため、攻撃力強化を選択。
カスタム強化は会心・状態異常・回復の3点セット。

そしてできた装備がこちら。

ガイラ麻痺の装備構成。スキル枠がきつい。

皇金麻痺の装備構成。わりとスキル枠に余裕あり。

抜刀時や逆恨み発動時のステータスはこんな感じです。

ガイラ麻痺抜刀時

ガイラ麻痺抜刀・逆恨み時

皇金麻痺抜刀時

皇金麻痺抜刀・逆恨み時

攻撃力は皇金麻痺のほうが上になりました。皇金のほうが逆恨みのレベルが高いぶん、逆恨み発動時にはさらに差が開いています。
属性値はガイラ麻痺のほうが上ですが、会心撃【特殊】による1.2倍を考慮すると皇金麻痺のほうが僅かに上になります。一応、攻撃が会心でなかった場合はガイラ麻痺のほうが属性の期待値は高くなりますが…。
総合的には皇金麻痺のほうが有力でしょう。

で、往年のガイラ麻痺は冒頭に書いたように火力と拘束力を兼ね備えていたわけですが、実際のところ強化された皇金麻痺はそこまで強いのかと。
拘束力は所感としては悪くありません。不屈込みでひたすらモンスターを狩る導きの地で試しましたが、少なくても1体を討伐するまでに2回は麻痺が入りました。
火力については火力に振った装備と比較してみるのが一番なので、汎用で使っている爆破属性の覚醒武器と比較してみました。

汎用覚醒武器
達人芸 + 挑戦者構成。耳栓Lv1は嗜み

汎用覚醒武器
装備時のステータス。皇金麻痺は逆恨みがないと攻撃力ですら負ける始末…

とりあえず非覚醒時の剣モードの縦斬りでトレーニングルームの柱を斬ってみました。挑戦者未発動ですが、どちらも同じLv積んでいるので割愛しました。たぶん挑戦者発動時のほうが差が大きくなるけど、柱は怒ってくれないので…

覚醒武器は177ダメージ。ちなみに会心発動してます。

皇金麻痺は169ダメージ。こちらも会心発動。

覚醒武器の0.95倍くらいのダメージになりました。もっとも覚醒武器は爆破属性の加算があることや、挑戦者発動時に恐らく差が開くことを考えると、トータルでは0.9倍くらいでしょうか。弱点属性の覚醒武器ならさらに差が開くかもしれません。

特化構成ではありますが、案外悪くありません。斬れ味維持については投げ捨てているので研ぐ必要性がありますが、それでも思った以上に使えそうです。
実装当初は青ゲージに辟易していましたが、組んでみると意外と可能性がある武器だと分かりました。往年のガイラ麻痺ほどの汎用性はありませんが、火力と拘束力はまずまず備えていると言っても良いと思います。

おまけ・構成の別解
挑戦者と龍脈覚醒を前提にしていましたが、龍脈覚醒と逆恨みを捨てて、その分を見切りとフルチャージで賄えないか考案したところ、ほぼ同じ攻撃性能になったので構成を貼っておきます。

フルチャージ込みの装備構成

フルチャージ込みのステータス

逆恨み発動時と比較すると僅かに攻撃力は低いですが、ほぼ誤差レベルです。
こちらの構成の強みは零距離との相性が良いこと。龍脈覚醒は零距離での自傷が発生しないため、零距離との相性は良くありません。
逆に弱みはフルチャージの維持の難しさ(PS依存なので腕の見せ所とも言えます)と、龍脈覚醒の属性値アップがないために麻痺の入りが遅くなること。

個人的には龍脈覚醒の自傷と回復ループが気に入ってる(回復時のSEがすき)ので最初の構成を使ってますが、フルチャージ構成も悪くないと思います。